果樹ですが、葉と花の取り合わせがとても美しく、最近は庭木としても利用価値が高くなってきた樹木です。
常緑の卵形の葉は、表面は濃い緑色、裏はシルバーのような白っぽい色をしています。
5~6月に咲く直径4㎝ほどの花は、個性的で情熱的な雰囲気。
食べることができるエディブルフラワーです。
果実は10~11月につきます。
1本だけで結実する品種もありますが、異なる品種を混植した方が実つきが良くなります。
日あたりを好み耐暑性があります。亜熱帯地域原産の果樹としては珍しく寒さにも強いです。生長は遅い方です。
花芽は枝先につくので、枝先を切り詰めてしまうと翌春に伸びた枝に花がつきません。
切り詰め剪定は行わず、春の芽吹き前に徒長した枝や込み合った枝、根元からでているひこばえなどを間引きして樹形を維持します。
病害虫の被害はあまりない方です。
(フトモモ科フェイジョア属 常緑中低木)